
ホワイトニングとは

ホワイトニングは、歯を削らずに薬剤で歯を白くする方法です。
タバコ、コーヒー、茶シブ、口呼吸などによる歯の着色と変色は、
クリーニングだけでかなり落とすことができますが、
年月がたって変化した歯の黄ばみやエナメル質の内部まで沈着した色素までは
落とすことができません。
自分の本来の歯の色以上に明るい色を手に入れたい方は、
ホワイトニングで白くすることができます。
歯を痛めたり、もろくなったりするのでは?という質問がよくありますが、
そのようなことは全くありませんのでご安心ください。
元々は、歯周病の治療のために考案された方法で、副作用として歯が白くなったことから研究が
盛んになったという経緯があります。
むしろ、歯の細菌もなくなり、むし歯や歯周病を予防するのにも有効なのです。
また、元プロ野球選手のSさんのように真っ白になったらいやだと言われる方もみえますが、
決してそのような不自然な白さになることはありません。
ホームホワイトニングは日々、徐々に変化をしていくので、もしこれ以上の白さを望まないと思った段階で
中止をすればよいのです。余ったホワイトニング剤は冷蔵保存で1年ほどは有効ですので、
多少後戻りしてきた時に使用すれば無駄にはなりません。
でもまずそのようなことはないでしょう。欲が出てきますから。
逆に、過度の期待をされると満足いかないかもしれません。
その場合はポーセレンラミネートべニア法をお勧めします。
歯の表面を少し(0.2~0.5㎜ほど)削りますが最小限の侵襲で、いろいろな白さに変えられます。
変色の特に強い方には、ホワイトニング後のラミネート治療をお薦めすることもあります。
ホワイトニングの唯一の欠点は、歯がしみることがあることです。
ホワイトニングをされた方から、歯がしみて痛かったという話を聞かれているかもしれません。
アメリカのオフィスホワイトニング法の中には、日本人には向かないものもあるようです。
日本人は、欧米人に比べエナメル質が薄いため、しみを感じやすいのです。
当院では、最新の方法を導入し、しみにくい方法で行っておりますが、もし、しみてもしみを抑える
薬剤もありますし、一時的なことですので歯に悪影響はありません。
普段からしみやすいと感じる方は、ホームホワイトニングが適していると思います。
知覚過敏の処置をしたうえで始めますが、しみると感じたら一時中止をすればよいのですから。
毎日でなくても1日おきでも構いません。その分、期間はかかりますがちゃんと白くなります。
さあ、輝く白い歯と笑顔を手に入れてもっとステキなあなたをみつけてください!
ホワイトニングの安全性
ホワイトニングで使用する薬剤の主成分は過酸化水素と過酸化尿素です。
これは口の中の洗浄・殺菌にも使用されている厚生労働省認可の薬品であり、
米国食品医薬品局(FDA)をはじめとした様々な機関でも成分の安全性が保障されています。
ホワイトニング先進国のアメリカではたくさんの人がホワイトニングを行っていますが、
事故の報告はされていません。
まれに知覚過敏などの症状が出ますが、一時的なもので、歯に対するダメージは一切ありません。
※インターネットなどで入手した薬剤や方法で、歯のエナメル質が溶けるなどのトラブルが発生しています。
くれぐれも自己流で行わないで下さい。取り返しのつかないことになる可能性があります。
ホワイトニングのメリット
挨拶した時、にっこり笑った時に見える白い歯は見る人に爽やかな印象を与えます。
面接も人間関係もバッチリ!
歯に自信が持てないと、ついつい思いっきり笑うことをためらってしまいがちです。
会話まで消極的になってしまうことも・・・。
白い歯にして口元に自信が持てると、より明るく笑顔の絶えない自分に出会えるはずです。
一生に一度の大切な結婚式や成人式、特別なパーティー・・・。
晴れの日には、一番キレイな自分でのぞみたいですよね。
白い歯でとびきり輝く笑顔のあなたをアルバムに残してください。
ホワイトニングの種類
自宅でTVを見ながら、読書をしながら、好きなときに自分で行うホワイトニング。
徐々に白くしていきます。
●特徴
・後戻り(歯が元の色に戻ること)が少ない。
・全部の歯を白くできる。
診察室で歯科医師が集中して行うホワイトニング。
すばやく白くしたい人向き。
●特徴
・ホームホワイトニングとの併用により後戻りを抑え、短期間で効果を実感できる。
STEP1 | STEP2 | STEP3 | |
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ホーム ホワイトニング |
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あなたの歯に合わせたトレーを作製&Check | 使用方法を詳しく説明。お帰りの際に、トレーと漂白剤をお渡しします。 | ホームホワイトニングの実施。トレーに漂白剤を入れて自宅でいつでも好きなときに徐々に白くしていきます。 | |
オフィス ホワイトニング |
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歯肉に漂白剤がつかないように保護します。 | 漂白剤を塗り光をあてて、歯を白くしていきます。漂白は再度くり返します。 | 終了後、検査を行い、歯の色を確認します。 |
ホワイトニングの費用
ホワイトニングは健康保険適用外ですので、自由診療扱いになります。
種類 | 価格 |
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ホームホワイトニング | 28,000円 (税込30,800円) |
歯のクリーニング(必要な場合のみ) | 5,000円 (税込5,500円) |
追加漂白ジェル1本 | 2,700円 (税込2,970円) |
ホワイトニングのよくある質問
A.・半年~3年で色が後戻りする場合があります。
(お持ちのトレーを使い、2~数日間再度行えば白さを回復します。)
・一時的に知覚過敏(冷たいものが歯にしみる)が起こることがあります。
(一時的なものですので心配いりません。歯が弱くなるなどの悪影響はありません)
・変色が著しい場合は、ホワイトニングの効果が期待できない場合があります。
・妊娠中、授乳中の女性はホワイトニングを受けられません。
・詰め物やかぶせ物の色調は変わりません。
A.ホワイトニング治療の効果は、歯の質や状態、変色の原因、
希望の白さの程度、使用する薬剤の濃度などに左右されます。
そのためホワイトニングの回数や治療期間には、個人差があります。
ホームホワイトニング: 1回2~6時間(就寝中) 約2週間
ホーム&オフィスホワイトニング: ホームに加え、2回ほど来院