むし歯や歯周病にかかるリスク(危険度)を調べます。
歯磨き熱心なのにむし歯になってしまう人、歯を全く磨かないのにむし歯にならない人がいます。
むし歯という病気は、むし歯になるためのいくつかの条件がそろわなければかかりません。そして、いったん穴の開いたむし歯は、治療しても治りません。さらに、かかりやすくなってしまいます。
現在では、むし歯の発症と進行についての研究が進み、むし歯にかかる危険度には大きな個人差があることが判りました。むし歯の条件それぞれに対してどれだけ危険かをチェックし、リスクを判定することで、一人一人に適した予防プログラムをたてることが可能になりました。
サリバテスト(唾液検査)
口の中の唾液から虫歯にかかるリスク(危険度)を判定する検査です。

味のないガムを5分間噛み、出てきた唾液量を測定し、性状をみます。
量が多くサラサラしているのは、清浄作用が高い唾液です。
ミュータンス菌・ラクトバチラス菌(むし歯の原因菌)を採取し数を判定します。


唾液による酸を中和する力を調べます。緩衝能が高いと酸を中和する能力が高く、再石灰化を促進します。
その他の検査項目と検査結果



- 飲食の回数
- 歯周病進行度
- プラークの蓄積量
- 関連する全身疾患
- フッ素の使用状況
- 喫煙累積本数
- その他むし歯危険因子
- その他歯周病危険因子
- むし歯リスク判定結果12項目(歯周病リスク8項目)
- 主なリスクレーダーチャートと総合評価
- 今後1年間にむし歯にかかる可能性(%)とその対処
- あなたの状態に合った予防プログラム
※歯周病の検査は成人のみです。
※リスク検査は保険外となりますので別途費用が必要です。
「脱灰」と「再石灰化」を左右するリスク因子
このバランスをコントロールすることが、むし歯の本当の治療であり、それを「予防」という。