院長物語

院長の想い

小学生の頃

私は、小学生のころからむし歯が多くて、治療しなければならないにもかかわらず、
麻酔の注射が怖くて、逃げ回っていました。
歯ぐきに注射をするなんて!!
想像するだけで恐怖で身震いするほど歯医者嫌いでした。

下校時間になると、忙しい親に代わり女中さん
(当時は職人さんが多くいたため住み込みでお世話をする人がいました)
が小学校の正門前に仁王立ち。
そこをいかに切り抜けるか。
毎日、知恵を絞ってバトルを繰り広げていました。

私自身、そんな子供でしたので、来院した子供が怖くて泣き叫ぶ気持ちはよく分かります。
逆に、おりこうに治療を受ける子どもに接するたび、「すごいなー」「えらいなー」と本気で思ってしまいます。
もちろん、痛くないように、つらくないように、細心の注意を払っているのは言うまでもありません。
(大人の方に対しても同じです)

中高生の頃

中学1年の夏、学校の行事で泊りがけで海水浴に行きました。ただの海水浴ではありません。
1年生全員が参加するのですが、全員「ふんどし」です。
いわゆる伝統行事です。9クラスありましたが、クラスごとでふんどしの色が違うのです。
ちなみに私のクラスは白色でした。様々な色のふんどし姿の生徒が大挙して海辺に現れたのですから、
他の海水浴客は驚いたのでしょう。
皆、目を丸くして奇異なものを見るような視線を感じたことを今でも覚えています。

私は、小さいころから体が弱く、すぐに扁桃腺を腫らして熱を出してしまうので、運動はからきしダメでした。
泳げる子は遠泳に出かけ、ドーンドーンと船にしつらえた太鼓に合わせ見えなくなるほど
何キロも泳いで行きましたが、私は浅瀬で泳ぎのテスト。
沈むまで必死にばたばたさせ、大甘の5メートル。

そんな運動音痴にもかかわらず、中学ではバドミントン部、高校ではラグビー部に所属しました。
少しでも丈夫になりたいとの思いからでした。
へたなりに練習だけは頑張って続けていました。
しかし、6歳臼歯を早くからむし歯にしてしまい、その治療のたびにクラブ活動を休んでいました。
アスリートにとっても歯は命。

「健康を守り育てる歯科医療」との出会い

歯科医になってから、様々な研鑽を積んできました。
歯科医として学ぶことは広範囲でしかも深いのですが、それぞれが変化・進化をしていきますので
無限と言ってもよいでしょう。
10人の歯科医がいれば考え方、治療方針、治療法はまさに十人十色。
歯医者選びの難しさはこんなことにも現れています。

それはともかく、歯科医になったからには、歯科医としての責務があり、責務を果たすべく、
最新かつ最善の治療を追及してきました。
むし歯や歯周病にかかった歯をどのように治療するか。
歯を失った場合には、どのように補うのか。インプラントは信頼できるのか。
など、これらは現在の治療のベースになっています。

熊谷先生と撮影

熊谷先生と撮影

ある時、山形県で開院されている熊谷先生の講演会に参加しました。
講演が始まるやいなやカナヅチで頭を殴られたような衝撃を受けました。
今でもその衝撃は忘れません。
そして、目からうろこが落ちる思いをしました。
その内容とは・・・歯科医は毎年増えているのに、
むし歯や歯を失う本数は25年以上前とほとんど変わっていないこと。
それどころか健康な歯は少なくなってきていること。
歯は治療すればするほど坂道を転げるように悪くなること。
日本では歯周病の治療や予防は悪くなるまでほとんど行われていないこと。
今まで常識であったむし歯予防3原則は間違っていること。
虫歯菌や歯周病菌は人から人へ移ること。むし歯は「脱灰」と「再石灰化」のバランスが崩れた結果起こること。
飲食と脱灰についてなど、今では当たり前のカリオロジー(むし歯を科学的に防ぐ学問)ですが、
平成6年当時は全く初耳でした。

カリオロジーは、予防先進国では30年以上前から研究が盛んに行われ、むし歯の起こるメカニズムはほぼ解明され、
個人のリスクを調べコントロールし、定期ケアにより歯の寿命を大幅に延長させていたのでした。

以前は日本よりむし歯の多かったこれらの国では、現在ではむし歯や歯周病は稀な疾患になっています。
しかし、なんと日本ではこの学問の専門家がいなかったのです。大学でも研究はほとんど行われておらず、
当然学生教育もされていない状態でした。 なんとか当院でも取り入れたい。
その思いで、その後、熊谷先生の講演会があるたびに東京に行きました。
当時の歯科衛生士達も一緒に参加しました。

熊谷先生は、最先端の予防を取り入れ、さらに独自の診療システムを作り上げ実践し、
予防大国に負けない実績を上げられていました。

健康を守り育てる歯科医療をおこなうため、口腔内写真、レントゲンを規格撮影、
歯や歯ぐきの詳しい検査データなどの継続的な管理の大切さも学びました。
その後、熊谷先生を中心として日本ヘルスケア歯科研究会(現日本ヘルスケア歯科学会)が立ち上がりました。
もちろんすぐに入会して、様々なシンポジウムにスタッフともども参加し、当院の方向性を模索してきました。

しかし、日本の歯科医療制度の下では障害になることが多く、とても困難でした。
多くの歯科医院が断念してしまうのも無理からぬことです。
当院ではその後、様々な試行錯誤を経て現在のスタイルになっていますが、
今後もさらに進化させたいと考えています。

ご意見ご感想などありましたら、ぜひお寄せください。
地域の方の健康に少しでも貢献できればこの上ない喜びです。

加藤歯科医院
院長 加藤達朗

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