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14:00~18:30 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ▲ | ─ |
▲:14:00~17:30(休診日:木曜・日曜・祝日)
虫歯の治療は「痛い」からと、歯科の受診をためらっている患者さまもいらっしゃるかもしれません。当院ではそんな方を1人でも多く救いたいと考え、なるべく痛みを感じさせない、痛みの少ない治療を実践しています。
治療中の痛みを軽減するためには麻酔をかけますが、そもそもこの麻酔注射自体が痛くて苦手という患者さまも少なくありません。
そこで私どもの歯科医院では、麻酔注射の痛みが少なくなるよう、注射の打ち方を工夫しています。
まず注射の前に、歯ぐきに塗るタイプの表面麻酔を使用してあらかじめ麻酔をかけ、注射を打ったときの「チクッ」とした痛みを軽減します。さらに麻酔液を注入する際も、薬剤を少量ずつ丁寧に注入。こうしたテクニックでお身体への刺激を減らし、痛みを感じにくくします。
また、当院では麻酔液の温度にも気を配っています。麻酔液と体温の間に温度差があると、刺激や痛みを感じやすくなるためです。そこで、麻酔液を体温と同じくらいまで温めてから使用しています。
人間の歯というものは、一度削ってしまったらもう元には戻りません。虫歯の治療で削れば削るほど歯はもろくなってしまい、実は虫歯が再発しやすくなるのです。
言い換えれば、歯を長持ちさせるためにはなるべく削らないほうが良いということです。どれだけ歯科の治療技術が進歩しようとも、生まれ持った自分自身の歯に勝るものはありません。
私どもは、虫歯に侵されていない健康な歯の組織をなるべく削らず、虫歯の部分だけを削る「MI治療(ミニマルインターベンション)」に取り組んでいます。
MI治療では、事前に削るべき場所をしっかりと把握し、必要な部分だけ削るようにします。
虫歯の診断には、「デンタル10枚法」というレントゲン撮影を行います。これはお口の中を10か所に分割し、小さなレントゲン写真を撮影する方法です。部分ごとに歯の状態を鮮明に撮影できるため、細部まで詳しく虫歯の診断が行えます。さらに、レーザーで虫歯を検知・数値化する「ダイアグノデント」という装置を使用することも。
また、治療の際は「拡大鏡」を活用しています。拡大鏡とは、患部を拡大して見られる歯科用のルーペです。これを用いることで、より精密な処置が可能です。
痛みなどの症状が出ていない小さな虫歯の場合、当院では「本当に削る必要があるか」を見極めるようにしています。歯の表面のエナメル質にとどまっている初期段階の虫歯では、経過観察をすることも。経過観察中の歯は、ただ放っておくのではありません。メインテナンスで来院された際、虫歯が進行していないかをしっかりチェックしています。また、その上で進行を抑えるための処置や、必要に応じた適切なアドバイスも行います。定期的にレントゲン撮影による確認も行っています。
虫歯が重症化してしまうと、病巣が歯の神経(歯髄:しずい)にまで達してしまうことがあります。そうなった場合は、神経をとる治療を行うのが一般的です。
しかし神経がなくなると、歯に栄養分が行き渡らなくなり、歯がもろくなってしまいます。生まれ持った歯を長く保つには、できる限り歯の神経を抜かない処置が重要なのです。
私どもは、重症化した虫歯でも「神経を残せる可能性」を追求したいと考えています。患者さまの身体的・経済的な負担が少ない治療を提供するためにも、できるだけ歯の神経はとらないようにし、可能な限り神経を残す「歯髄保存治療(しずいほぞんちりょう)」に注力しています。
病巣が深くまで進行した虫歯を削る際は、歯の神経が出ないよう慎重に対応。そのため、神経に近い部分では「エキスカベーター」と呼ばれる手動で歯を削る器具を使用して、丁寧に虫歯の部分を除去します。
また、薬剤を使って虫歯菌を無菌化できる「3Mix-MP法」も実践しています。この治療は、神経に近い部分の感染した歯質を一層だけ残し、3MIX(抗生剤を3種類混合)という薬剤を詰める方法です。これにより患部の無菌化を図り、歯の再石灰化を促して神経を保護します。つまり、神経をとらずに治療できる可能性を高められる治療方法だと言えます。(ただし全てのケースで有効なわけではありません。)
当院では重症の虫歯だからといって、むやみにすぐ神経をとるような治療はいたしません。患者さまのご希望や歯の状態を踏まえた上で、経過観察の時間を十分にとり、歯を長持ちさせる最善の治療を心がけてまいります。
私どもの歯科医院では、歯の寿命を延ばすために、できるだけ削らず神経を残す治療を行っています。もし神経を残せない場合でも、安易に歯を抜いてインプラントや入れ歯にせず、「歯を抜かない」ことにこだわった治療を実践しています。
虫歯が重症化して神経(歯髄)まで病巣が達した場合は、「根管治療」という歯の神経の治療をしなければなりません。
この根管治療を雑に行うと、痛みが治まらなかったり虫歯が再発したりするだけでなく、場合によっては歯を抜かなければいけなくなることも。そうなってしまう原因としては、細菌や根管内部の汚染物の取り残し、治療中の細菌感染などが挙げられます。
いかに虫歯の再発を防げるかは、根管に入り込んだ細菌や汚染物をどれだけきれいに取り除けるかにかかっています。根管内部は文字通り管状になっており、縫い針くらいの細さしかありません。細菌や根管内部の汚染物をきれいに除去するためには、神経を集中して手間を惜しまない、丁寧な治療が歯科医師に求められるのです。
当院では丁寧な根管治療に注力し、少しでも歯を長持ちさせられるよう努めています。さまざまな医療機器や殺菌効果の高い薬剤を使用し、再発しにくい根管治療に取り組んでいますので、重症の方もぜひご相談ください。
虫歯治療の後に装着する詰め物(インレー)と被せ物(クラウン)です。保険診療であれば銀歯もしくはケースにより白いCAD/CAM冠(インレー)(複合プラスチック)で作成します。自費診療であればセラミックやジルコニアなど審美性の高い材質を使用し、2次むし歯を防ぐ方法で作成します。
3種類の抗菌薬を混ぜた3Mix薬剤を使う虫歯治療の方法です。
虫歯による軟化象牙質(柔らかくなった象牙質)を完全に取り除くと、神経がむき出しになる可能性があります。その場合に、あえて軟化象牙質を残し、3Mix薬剤を塗布。その上に歯科用セメントで蓋をしておくと、数か月で軟化象牙質が殺菌され再石灰化します。
歯を削る量が少なくて済み、神経を取らずに済む可能性が高まります。(すべてのケースで有効なわけではありません)
重度の虫歯などで、歯の中の神経が炎症や感染を起こした場合に行う治療です。感染した神経を取り除き、きれいに根管の内部を掃除します。
なるべく痛みを感じないように配慮しています。
麻酔をかける際も、まず塗るタイプの表面麻酔を使用した後、細い針を使用しゆっくり麻酔液を注入するなど、さまざまな工夫をしています。
そのため痛みが苦手な患者さまにも、安心してご来院いただけるのではないでしょうか。
基本的には保険が適用されますが、詰め物や被せ物が必要になった場合は、保険診療と自費診療のものがございます。
保険と自費にはそれぞれに長所と短所があり、患者さまのお口の状態やご予算などに合わせて選択することが可能です。治療の際、詳しくご説明いたします。
虫歯の状態にもよりますが、小さい虫歯の場合はほぼ1回で虫歯治療が完了します。
歯と歯の間に虫歯ができた場合や、詰め物を製作して修復しなければいけない場合は、2~3回通院いただくことも。歯の神経まで、またはその近くまで虫歯が広がっている場合は、1~3か月かかることもございます。治療開始前に詳しくご説明します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ● | ● | ● | ─ | ● | ● | ─ |
午後 | ● | ● | ● | ─ | ● | ▲ | ─ |
午前:9:30~12:30
午後:14:00~18:30
▲:14:00~17:30
休診日:木曜・日曜・祝日